鳶職の資格取得で収入アップ!鳶工のスキルアップにおすすめの資格を紹介!

皆さんこんにちは。福岡県福岡市を拠点に、足場工事・土工事・コンクリート打設工事を手掛ける株式会社英(はなぶさ)です。


建築現場の鳶の仕事は高度な技術が要求され、危険も伴います。安全管理の知識を身につけ、経験を積みながらスキルを向上させることが重要です。建築業界未経験からはじめた場合でも経験や資格の取得を通じて学び、成長することで将来的な高収入を実現できます。特に資格取得は収入アップに直結し、鳶職としてのキャリアを大きく向上させる重要なポイントです。この記事では、鳶工職の魅力や関連する資格の概要について詳しく紹介します。




■鳶工の仕事内容や収入は?



鳶工の主な仕事は「足場とび」「鉄骨とび」「重量とび」の3つに分かれます。


足場とび・・・

建設現場での安全な作業環境を確保するために現場に合わせた足場の組み立てと解体を担当します。


鉄骨とび・・・

高所で鉄骨造の建設物の構造部分を組み上げる作業がメインです。また、鉄骨を吊り上げるクレーン操作や吊り上げの準備作業も担当します。


重量とび・・・

大型設備や重機などの重量物を、周囲に被害を与えないよう慎重に運搬すること、設置場所にずれなく配置させることなどを担当します。100t以上の設備の設置解体を行う場合もあり、鳶職の中でも特に高い技術、注意力、判断力が求められます。


このように、鳶職は高度な技術が必要となる専門的な仕事で、建築現場に欠かせない存在として、安定した雇用と収入が期待できます。


鳶職の年収は経験年数によってばらつきがあります。未経験1年目の年収は約250万円からスタートし、経験を積んで5年~9年目には約420万円、10年目以上で約450万円がおおよその平均年収です。また、現場の責任者となる親方クラスになると、独立していれば1000万円を超えるケースもあるようです。ただし、体調や体力の衰えを考慮し、55歳以降はあえて仕事を減らしていく職人も多いため、ピーク時よりも年収は低くなります。




■未経験者がはじめに取る資格は2つ



鳶職人として建設現場で活躍するために、特に重要なのは下記の2つの特別教育です。これらは、建築現場での足場作業において第一歩となる講習であり、受講することで鳶職人としてより多くの仕事に挑戦できます。



・足場の組み立て等特別教育

全ての高さの足場の組み立て、解体、変更に関わる業務に就くために必須です。

この講習を受けるまでは、地上や床上での足場材の運搬、整理といった補助業務しかできませんが、受講後は足場作業に従事できます。

受講資格や実務経験がなくても受講できる6時間の講習で、修了試験はありません。



・フルハーネス型墜落制止用器具特別教育

高い場所での作業に欠かせない講習です。作業者がフルハーネス型墜落制止用器具の正しい使い方を理解し、墜落などの労働災害を防止して安全性の向上を図ることが目的です。この講習は、高さ2メートル以上で作業床のない場所での作業に関わる場合に必要です。受講資格や実務経験がなくても受講できる6時間(学科4.5時間、実技1.5時間)の講習です。




■玉掛け(玉掛け技能講習)


クレーンで荷揚げする際に、フックに資材を掛け外しする作業に就くために必要な講習です。玉掛け技能者は、重い荷物を運搬する建設現場や工場など広く必要とされ、国家資格として徴用されます。

1t未満の荷物の玉掛けであれば、9時間(学科5時間、実技4時間)の「玉掛け特別教育」の講習受講が必要です。1t以上の荷物の玉掛けの場合は、19時間(学科12時間、実技7時間)の「玉掛け技能講習」の受講で、学科、実技ともに講義の最後に修了試験があります。試験は講義をきちんと理解していれば容易で、合格率の平均は96%前後です。玉掛け技能講習を受けると、講習の中でクレーン操作などのスキルも同時に身につけられるので、関われる業務の幅が広がります。




■職長・安全衛生責任者教育

「職長教育」は、現場の安全管理や現場を統括する責任者にはじめて着任する際に、義務付けられています。12時間(学科のみ)の講習で、実技や修了試験はありません。

「安全衛生責任者教育」は、複数の下請業者が入るような規模の大きく現場の責任者として取り仕切る場合には必須となる講習です。職長と兼任で選任されることが多いため、2つを統合した「職長・安全衛生責任者教育」として実施されており、講習時間は14時間です。現場の責任者となる資格のため、18歳以上で、かつ実務経験が5年以上あることが受講資格の条件とされています。




■足場の組み立て等作業主任者


高所作業や足場の組み立て解体作業に関する現場の責任者となるための資格です。具体的な内容や取得方法については、当社の過去のブログ記事で詳しく紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください!

足場の組み立て等作業主任者とは?資格を取得するメリットと受講の流れを紹介




■高所作業車運転技能講習

高所作業車を運転するためには高さによって下記の2つの資格に分かれています。どちらも受講資格は満18歳以上と定められており、普通自動車免許を所持しているだけでも、一部の講習が免除されます。



・高所作業車特別教育

高さ10m未満の高所作業車の運転ができます。講習時間は6時間(学科のみ)で、試験はありません。



・高所作業車技能講習

高さ10m以上の高所作業車を運転できます。講習時間は17時間(学科11時間、実技6時間)で、学科、実技ともに講義の最後に修了試験があります。




■とび技能士(1級~3級)



作業順序の考案、足場の組み立てや解体、掘削、土止めや地業など、鳶に関するスキルを認定する国家資格で、1級から3級に分かれています。所持しなければ特定の仕事ができないわけではありませんが、持っていることで、自分の持っているスキルをお客様や取引先、勤務先など周囲に示すことができます。「3級とび技能士」は、実務経験が必要ないので、未経験者でも受験可能です。また、「1級とび技能士」は鳶の資格の中でも最も難易度の高い資格であり、合格率は約30%です。顧客からの信頼度向上だけでなく独立や転職などキャリアアップの際にも大変有効です。7年間の実務経験が必要ですが、将来的に受験に挑戦してみてはいかがでしょうか。




■まとめ

鳶職のスキルアップに役立つ資格について紹介しました。鳶職は建設現場で欠かせない存在であり、その需要はますます高まっています。

当社では、鳶職として一緒に働く方を募集しています。建築現場のプロフェッショナルを目指して、わたしたちと一緒に働きませんか?

株式会社英は、福岡県を中心に建設工事業を展開している会社です。残業が少なく、その日の予定の作業が終われば早上がりも可能で、週に2回ほどは余裕を持って仕事を終えています。そのためワークライフバランスが整ったメリハリのある生活で、プライベートの充実が可能です。未経験からスキルアップや収入アップを目指す方にも、経験者のキャリアアップにも最適な環境で働くことができます。今回紹介した資格をはじめとする鳶や土工事に関する資格の取得支援制度が整っており、資格取得に関する全ての費用を会社で負担しているので社員のほとんどが新たな資格に挑戦を続けている環境です。資格取得によって建設業界でのキャリアを築き、収入アップも実現できます。ご興味をお持ちの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。