福岡県福岡市の株式会社 英(はなぶさ)では現在、鳶職人・土工事職人として一緒に働いてくれる方を募集しています。
しかし「そもそも鳶・土工事ってどんな仕事なの?」「未経験でも仕事についていけるの?」と不安になることもあるのではないでしょうか。
そこで今回はこの仕事に少しでも興味を持つ方に向けて、鳶・土工事の仕事内容や英での働き方をご紹介します。
■そもそも鳶(とび)・土工事って何?
建設工事の種類は建設業法上で2種類の一式工事(土木一式工事、建築一式工事)と27種類の専門工事に分けられていて、その工事の種類に応じた業種ごとに許可を受けることとされています。
鳶・土木工事はその中の「とび・土工・コンクリート工事」のことをいいます。
「とび・土工・コンクリート工事」の工事内容としては、次のようなものがあります。
・足場の組み立て、機械器具、建設資材等重量物の運搬配置、鉄骨等の組み立てなどを行う工事
・くい打ち、くい抜き及び場所打ぐいを行う工事
・土砂等の掘削、盛上げ、締固め等を行う工事
・コンクリートにより工作物を築造する工事
・その他基礎的ないしは準備工事(地すべり防止、地盤改良、土留め、外構、はつり工事、アンカー工事等)
鳶(とび)は、安全性を確保しながら現場には欠かすことができない足場の組立・解体や、鉄骨の建て方などを行います。
土工は、鉄筋工や大工などと協力しながら建物の基礎工事、コンクリート工事などを行います。
建築工事の中にも数十種類の専門工事に分けられていて、弊社が行う『鳶(とび)・土工事』は、建築工事の中の「鳶(とび)工事・土工事・コンクリート工事」のことをいいます。
それぞれ内容としては、
鳶(とび)工事
=足場の組立解体を行う工事
土工事
=平地から建物基礎を作るため、土砂等の掘削、埋戻を行う工事
コンクリート工事
=生コンクリートを打設し建物を築造する工事
となります。
建設現場に最初(基礎工事)から最後(足場の解体)までいるのは、現場監督と鳶(とび)・土工のため、我々は様々な職人が出入りする工事現場においてはリーダー的存在です。
また各職人が安全に作業を行う上でも欠かせない存在となっています。
・鳶(とび)工事とは?
土工事の仕事については前述した内容で何となくイメージができると思うのですが、鳶(とび)工事についてはいまひとつ良くわからないという方が多いのではないでしょうか。
そこで鳶工事の仕事内容についてもう少し詳しく説明したいと思います。
鳶工事を行う鳶職とは元々は建設現場において高所作業を専門的に行う職業のことで、鳶職が行う作業にはさまざまな種類があります。
足場を組む「足場鳶」や鉄骨構造の建物の骨組みを組み立てる「鉄骨鳶」、大型機械や重量物の設置などを専門に行う「重量鳶」など、作業内容によって呼称が細かく分類されていることがありますが、いずれも現場には欠かすことができない存在です。
鳶職の作業の中でも近年において最も代表的なものが足場工事です。
足場の組み立て・解体を行うためには「体力と集中力」が求められます。
重い材料を運んで組み立てる作業なので、体力づくりが欠かせません。
また高所での作業が必要になるので、仕事中は高い集中力が不可欠です。
一瞬の気の緩みが事故に繋がってしまうので、作業中は常に集中力を持続させておかなければなりません。
そして体力、集中力と同じくらいに重要なのが「コミュニケーション能力」です。
足場の組み立ては複数の人で行うので、常に仲間と協力しながら声を掛け合って作業を進めていく必要があります。
些細な意思疎通不足が大きな事故に繋がってしまうので、この点には注意が必要です。
■鳶・土工に求められる資格
鳶・土工事の仕事に携わる際に、キャリアアップ、収入アップを目指すのであれば取得しておくべき資格があります。
鳶・土工に求められる資格には主に次のようなものがあります。
・玉掛け
「玉掛け」とはクレーンなどを用いて荷物を吊る際に、吊り荷にワイヤーロープなどを掛けることをいい、これを外すことを「玉外し」といいます。
この一連の作業を行うために必要な資格が「玉掛け」で、鳶・土工の仕事を行うためには欠かすことができない資格です。
正式名称は「玉掛け技能講習修了」といい、1トン以上の荷物を玉掛けするためには技能講習を受けた上で、学科と実技の試験に合格することが求められています。
・足場の組立て等作業主任者
労働安全衛生法に定められた国家資格で、足場の組立て等作業主任者技能講習を修了して学科試験に合格すると、吊り足場や張出し足場、または高さが5m以上の構造の足場の組み立て、解体、変更等の作業を行う場合において、労働災害の防止などを行う指揮監督者になることができるようになります。
ただしこの資格を取得するためには、足場の組み立て、解体作業の経験が3年以上必要になります。
・建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者
労働安全衛生規則に定められた国家資格で、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習を修了して修了考査に合格すると、建築物の金属製の骨組みや鉄塔(高さが5m以上)の組み立て、解体、変更の作業を行う場合において、労働災害の防止などを行う指揮監督者になることができるようになります。
ただしこの資格を取得するためには、鉄骨の組立て作業等に関する経験が3年以上必要になります。
・とび技能士免許(1級~3級)
鳶作業の段取りから仮設の建設物の組み立てや解体、掘削、土止め、地業などの鳶職人の仕事全般の能力を認定する国家資格で、1級から3級があります。
3級なら実務経験を問わずに受験できるので、まずは3級を取得してレベルアップしていくと良いでしょう。
その他では、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)や小型移動式クレーンの技能講習などを受けておくと現場ではかなり重宝されます。
しかし鳶、土工事は体力的に消耗が激しい仕事です。
年齢を重ねて体力的な衰えを感じるようになると、作業効率が落ちるだけでなく現場では非常に危険です。
そのため将来の管理者を目指す方法もあります。
現場の管理者となるためには、「建築施工管理技士(1級・2級)」や「土木施工管理技士(1級・2級)」、「技術士」、「技術士補」といった資格を取得しておくと良いでしょう。
■鳶・土工の一日
鳶・土工職人を目指すのに必要な資格や学歴などは特にありません。
(しかし前述した通り、キャリアアップ、収入アップを目指すのであれば資格取得が必要になります)
最初は見習いの作業員として先輩社員に同行して、現場で教わりながら仕事を覚えていくことになります。
したがって未経験者であっても安心です。
株式会社英での一日の流れは次のようになります。
8:00 始業
今日1日の仕事の流れを想定しながら、作業の準備と工程の確認をします。
10:00~10:30
高所での足場の組立て作業には緊張感があり、土工事は肉体的にも疲れる仕事です。
休憩時間をしっかりと確保することで、その後の作業も安全に行うことができるようになります。
12:00~13:00
昼食の時間になります。
休憩中は作業員同士で談笑したり昼寝をしたりすることで、午後からの作業のための英気を養います。
15:00~15:30
午後の休憩になります。
しっかりと休むことでもう一度気を引き締め、最後まで安全第一で作業にあたります。
17:00 作業終了・帰社
予定の作業が終わり次第事務所に戻って翌日の準備を行って、本日の業務は終了となります。
■まとめ
鳶・土工の仕事はいずれも建物の構造となる骨組みを作る上で欠かせない仕事です。
仕事の成果がプロジェクト全体の成功の鍵になるので、やりがいのある仕事といえるでしょう。
また足場は新築工事だけでなく建造物のメンテナンスやリフォームにも欠かすことができないものなので、とび職は非常に需要の高い職種です。
そして体が資本になる仕事なので、体力に自信がある方にはチャレンジしがいのある仕事のひとつといえます。
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