土工事の仕事に興味がある人必見!工事内容や土工事で活躍する重機の種類を紹介!

皆さん、こんにちは。福岡県で建設業・足場工事・土工事・コンクリート打設工事などを営んでいる株式会社 英(はなぶさ)です。技術・情熱・機動力をモットーに日々がんばっております。


本日は、土工事の工事内容や土工事で活躍する機械を紹介します。土工事は弊社の得意とするところでありますが、具体的にどのようなことをするのか知りたいという方もいるでしょう。これから土工事関連の会社に就職したい人もいるはず。


そこで土工事について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。




■一般的な土工事の工事内容



土工事は建物の基盤となる基礎を作る工事です。具体的には、根切り、排水、埋め戻し、盛土、床付けなどを行います。それぞれの用語を説明しましょう。


根切りとは、基礎構造や地下構造物を作るために一定の高さまで地面を掘削することです。建物を安全に建設するためには、基礎を地面の下に埋める必要があるので、根切り工事が必要になります。


根切り工事をして地下を掘っていくと、湧き水が出てきます。溜まり水があったり、雨が溜まったりなど、地面を掘削すると、どうしても水が発生するのです。そのような水を取り除くための工事が排水工事です。


ただし、泥水や汚染水を道路や公共の排水溝に勝手に流してはいけないことになっています。土工事の排水では、上記の水を適正な処置をしてから排水することもします。


埋め戻しとは、掘削した空間を土で埋め戻すことです。地下工事や基礎工事が終了した後に埋め戻しが行われます。


ただ、埋め戻し後地盤が沈下する恐れがあるので、機械で土を押し固める転圧という作業も実施。地盤が沈下すると、建物にひびが入るなど被害が生じることがあるので、転圧は重要な作業です。


盛土と書いて「もりど」と読みますが、元々の土地に土を盛ることです。土を盛る理由としては、勾配のある土地を平坦にするため、平坦な土地に勾配をつけるため、圧密沈下する地盤の高さを一定にするため、有害物質を封じ込めるため、行き場のない土の置き場にするためなどが考えられます。


盛土は土地を使いやすくするための手段です。土を盛って固め、周囲より高い土地を作ったり、勾配をつけたり、勾配のある土地を平坦にしたりなどが目的になっています。


床付けとは、根切りをして掘削した地面を正確に平らに仕上げることです。仕上がった面を「床付け面」と言います。床付け面に凹凸があると、砕石や捨てコンクリートが水平に打てませんから、非常に重要な作業になります。


話を根切りに戻しましょう。根切りをして地面を掘削すると、深さによっては周りの土が崩れてくることがあります。30cmくらいの掘削であれば大丈夫でしょうが、2m、5m、10m…と深くなると、土の壁も崩れやすくなるものです。


土の壁が崩れれば、周囲の地盤が下がって隣近所に被害が及ぶこともあるでしょうし、ひどい場合は崩れた土地に人が埋まってしまうこともあります。


そのような被害や事故を防ぐために行われるのが山留め。掘った土の壁を補強して崩れないようにする工事です。


土工事は、一般的に杭工事→山留め工事が行われてから着手することになります。山留め、杭工事が不要の場合は、土工事から始まります。




■土工事の現場で活躍する重機の種類



土工事では様々な機械が活躍するので、紹介しましょう。


● バックホウ(掘削、積み込み)

● ダンプトラック(運搬)

● ブルドーザー(掘削、運搬)

● ホイールローダー(掘削、積み込み、運搬)

● モーターグレーダ(整地、敷均し)

● ローラ(締固め)



・バックホウ(掘削、積み込み)

バックホウは土を掘削して、積み込むための機械です。特徴はバケット部分が運転者側の方向を向いていること。ギザギザの歯がついた土を持ち上げる部分です。これで土を手前に引き寄せるように掘削するので、ドラグショベルと呼ぶ場合もあります。ドラグとは英語の「drag(引く)」という意味です。


パワーショベルという言い方もありますが、こちらは小松製作所の商品名です。



・ダンプトラック(運搬)

ダンプトラックは掘削した土砂を運ぶ車のこと。荷台を傾けると、土砂を降ろすことができます。種類としては大型(10t)、中型(4t)、小型(2t)などがあります。


リアゲートの開き方は2つあって、「土砂ダンプ」では上側が固定されて下側が開き、「Lゲートダンプ」では下側が固定されて、上側が開きます。


トンネル工事でよく使われるのが重ダンプ。通常のダンプトラックよりも最大積載量がはるかに多くなっているタイプです。重ダンプは一般の道路を走れません。



・ブルドーザー(掘削、運搬)

ブルドーザーは土を削り取ったり押し出したり平らにならしたりする重機。前方についている排土板で土をかき起こして押しだし、キャタピラーで転圧・整地します。


排土板にはいくつかの種類があり、用途によって使い分けるようになっています。


リッパと呼ばれる爪のような形をした装置がついているブルドーザーもあります。リッパは地面にある大きな石や岩を砕く装置です。リッパにもいくつか種類があります。



・ホイールローダー(掘削、積み込み、運搬)

ホイールローダーは車輪で自走し、土砂などをすくい上げ、ダンプなどに積み込むことができる機械です。ダンプトラックに運搬物を一気に積み込みたいときにホイールローダーが役に立ちます。近い距離であれば、運搬物の運搬も可能です。


運搬物の運搬で利用するのは車体前方にあるバケット。バケットはアームで上下に動かすことができ、ショベルのように使えます。



・モーターグレーダ(整地、敷均し)

モーターグレーダーは装着しているブレードで整地を行う機械です。


整地をする機械をアメリカではグレーダーと呼びますが、エンジンを搭載した自走式のものがモーターグレーダーです。用途は路面や地表を切削、または材料を敷き均し、成形、整正することなど。除雪作業用のモーターグレーダーもあります。



・ローラ(締固め)

ローラは地面の締め固め用の建設機械。重くて大きな車輪が装着されていて、その重量で地面を押し固めます。ローラには次のような種類があります。


● マカダム式

● タンデム式

● タイヤ式

● コンバインド式



〇マカダム式

マカダム式は三輪車のような形状をしていて、巨大な前輪と後輪がついています。重くて大型のローラで地面をしっかり踏み固められるのが特徴です。


〇タンデム式

タンデム式は車体の前後に巨大な車輪が一輪ずつついているローラー。均一に転圧できるローラーなので、アスファルトの転圧などでよく用いられます。


〇タイヤ式

タイヤ式は鉄輪の代わりに空気の入ったゴムタイヤが装着されているローラ。特徴は重量が軽く、騒音が抑えられていることです。小回りも利きやすいです。


〇コンバインド式

コンバインド式は前輪と後輪の一方に鉄輪、もう一方にゴムタイヤが装着されたローラです。鉄輪とタイヤのそれぞれの長所を活かせるのが特徴です。




■まとめ


本記事では、土工事の工事内容や土工事で活躍する機械の紹介をしました。


これから土工事の仕事をしてみたいと思っている方に役立つように記事をまとめましたが、これで基本的な知識が得られたでしょう。後はどこの業者の求人情報に応募するかです。


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